トップメッセージ

拝啓

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。

当社グループは、誠実で良質な海上輸送サービスの提供を通じて社会の発展に貢献することを基本理念とし、日々の企業活動を行っております。2022年度における世界経済は、資源エネルギー価格の高騰や、世界的に進行したインフレに対する各国の金融政策転換により、先行きの不透明感が強まりました。ドライバルク市況も、世界経済の減速や、新型コロナウイルス感染症に対する港湾の検疫体制により発生していた滞船が解消に向かったことで、船腹需給は緩和傾向となり、当期後半には大きく下落する局面もありました。当社におきましては、長期契約による安定収益に加え、期中に進行した円安にも支えられ、前期に続き2期連続で最高益を達成することができました。

2021年に策定した「サステナビリティ基本方針」や「海上物流で、共に世界の今をつくる責任、未来へつなぐ責任を果たす」というパーパスのもと、ESGの取り組みを進めている中、次世代燃料船の実装に向け研究を進めるとともに、社員のエンゲージメント向上を目的とする人事制度の見直しをはじめ、内部リソースの強化にも取り組んでおります。サステナビリティという価値規範を経営の土台とし、環境・社会・経済の観点からの企業価値向上を目指し、引き続き尽力してまいります。

株主の皆様には、引き続きご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒お願い申しあげます。

代表取締役社長

山中一馬
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