NSユナイテッド海運株式会社(以下「当社」)は、脱炭素化に向けた移行の取組みとして計画する設備投資のための「トランジション・ファイナンス・フレームワーク」(※1)を策定しました。
本フレームワークは、脱炭素投資ファイナンスのための各種基準(※2)に基づいて策定しており、当該基準への適合性に関して第三者機関である株式会社日本格付研究(JCR)より、最上位である「Green1(T)(F)」の総合評価(※3)を取得しました。
また、本フレームワークに基づく資金調達の一環として、株式会社みずほ銀行および株式会社三井住友銀行との間で、メタノール二元燃料船(※4)を対象にトランジション・ローン契約を締結しました。
当社は中期経営計画(2024~2027 年度)「FORWARD 2030 Ⅱ」において、「2050 年 GHG 排出ネットゼロに向けた環境ロードマップ」を策定し、「運航効率改善による燃費改善」や「新技術・代替燃料の導入」に取り組んでおります。今回、資金調達の対象となるメタノール二元燃料船の建造は、同ロードマップに沿った取組の一環です。
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船主/借入人 |
NSユナイテッド海運株式会社 |
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貸付人 |
株式会社みずほ銀行/株式会社三井住友銀行 |
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契約締結日 |
2025年10月31日 |
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実行予定 |
2027年12月 |
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資金使途 |
メタノール二元燃料船取得金 |
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※1 トランジション・ファイナンス・フレームワーク
(870KB)
※2 脱炭素投資ファイナンスのための各種基準
「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック」(国際資本市場協会(ICMA))
「グリーンボンド原則」(ICMA)
「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」(金融庁、経済産業省、環境省)
「グリーンローン原則」(国際ローン市場協会等)
「グリーンボンドガイドライン」(環境省)
「グリーンローンガイドライン」(環境省)
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※3 株式会社日本格付研究所による評価レポート
(2,624KB)
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※4 メタノール二元燃料大型ばら積み貨物船の建造MOU締結
(594KB)