安全運航の為の技術支援

当社では、2020年に当社管理船で発生した他船との接触事故や、その他国内外での重大海難事故を契機に、船長や陸上側管理者が自船の安全性を確認・判断するための様々なツールを導入し、本船の航海支援を行っています。

輸送効率や環境面での改善など、有効な最新技術を導入することで、社会の要請に対応しながら、安全運航を実現しています。

安全操船支援ツール「i-Master」の導入

(株)日本海洋科学殿が提供する、ECDIS(電子海図情報表示装置)と同等以上の機能を有する持ち運び可能なタブレット型端末で、公式電子海図上に本船・他船のAIS(船舶自動識別装置)情報、予測航跡、着岸速力表示、離着岸操船時の距離自動計測等のほか、安全水深等の各種アラーム機能を有し、安全操船の支援ツールとして活用しています。

また操船結果のリプレイが可能なため、操船結果のレビューや、船内での航海士とのデブリーフィング等にも活用しています。
※i-MASTER以外の他社同類品も導入

  • 水先人と本船の運動状態を相互に確認しながら入港
  • 実際の状況をモニターも利用しながら確認
  • 本船の運動状態を画面上で俯瞰的に把握可能

座礁リスク警告システム「オフトラックアラート」の導入

(株)ウェザーニューズ殿が提供する、座礁防止を目的とした陸上からのリアルタイム監視システムを導入しています。

船長が計画する予定航路から逸脱した場合、また座礁リスクのある海域に入った場合に、本船へのアラートだけでなく陸上管理部門へもアラートすることで、陸上側担当者も船の状況と安全性を速やかに確認出来るシステムです。

陸上管理部門では、発信されたALERTを元にリアルタイムで本船状況を確認
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